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「働かざる者食うべからず」という言葉

「働かざるもの食うべからず」

誰もが一度は耳にしたことがある、この言葉。

労働者を奮い立たせる言葉であると同時に、仕事がない状態の人を苦しめる言葉であるように思います。

仕事がないという状況は、誰にとっても辛いもの。

仕事がない自分・・と考えるだけで
「自分なんて誰にも必要とされていないのではないか」
「自分なんて生きている意味がないのではないか」
と無力感に苛まれ、ネガティブな思考がつきまといます。

確かに日本で生活する成人にとって、労働は義務のひとつです。
日本国憲法の中には、三大義務の一つとして「勤労の義務」があります。

でも、仕事がない人にだって、食べる権利はあるわけです!
起きて、寝て、スマホを触って・・、普通に過ごすだけでもエネルギーが必要なんです。
エネルギーを摂取するには、食事が必要不可欠なんです。

 

今は仕事がない状態の人が、この先も永遠に仕事が見つからないなんて、
そんなことが本当にあるのでしょうか?

 

ノックス岐阜は「就労移行支援事業所」という場所で、主に精神障害や発達障害の診断を受けた方の就職活動を支援しております。

ノックス岐阜の利用者さんは、全員が求職中です。
つまり、仕事がない状態の方ばかりです。

 

利用者さんの悩みはそれぞれ。
これまでの生き方がそれぞれ違うように、悩みも様々です。

様々な悩みを抱えながらも、とことん自分自身と向き合い、自分に合った働き方を見つけられていきます。

不思議なことに「自分に合った働き方」が見えてくると、おのずと良い求人に巡り合えるもの。

仕事がない状態の自分を責めるのではなく、
「今は一時的に仕事がない状態の自分」を受け入れて、自分に合った働き方を探してほしい。

それが私たちの願いです。

 

 

ちなみに、本日のタイトルである「働かざるもの食うべからず」という言葉は、
新約聖書が語源とされており、旧ソ連の初代指導者ウラジミール・レーニンが1917年に執筆した論文の中で述べた言葉として知られています。(Wikipedia参照)

しかし、レーニンのこの言葉には
労働者を酷使し、不労所得で荒稼ぎする資本家たちを戒める意味合いがあったようです。

 

つまり、仕事がない状態の人を責めるような言葉ではないのです。

 

自分に合った働き方を、一緒に見つけていきませんか?

 


 

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